4.29.2011

ゴールデンウイーク

今年の5月の連休は10連休となり文字通りゴールデンウイーク。
明日から九州方面へ妻と旅行に行く。7日はゴルフ。それ以外はフリー。
溜まっていた仕事をしたりする予定だから会社には何日か出社する事になると思う。
何か子供の頃の夏休みのようで少しウキウキ。
日本人もこうして余暇を持つようになったなあ~と、人事の様に感心してしまっている。

4.23.2011

被災地への出張

先週19日火曜日と20日水曜日大船渡に出張した。
大船渡は今回の東日本大地震後の津波の影響を受けたところである。
朝8時10分大阪国際空港発の飛行機でいわて花巻空港まで行き大船渡までレンタカーで向かった。飛行場は自衛隊のヘリコプターが数機駐機していたのがいつもとの違いで普通どおりの感じだった。ただ降り立つ人間の多くは私の様に作業服を着ている人間が目立った。
空港で同じ会社の人間や協力会社の人と落ち合い2時間掛けて大船渡入りした。途中の山道は雪が降ってきた。遠くの山の尾根も雪を被っていた。
大船渡市内に入っても別に被災をしたという雰囲気でもなかった。ただ行き交う全国からやって来た警察車両「北海道警察」「千葉県警察」「大阪府警察」なんていうのや自衛隊の作業車がやっぱり被災地なんだなあと知られるだけであった。
しかし、あるところを過ぎると景色は一変。瓦礫の山。瓦礫の散乱する道路やつぶれた鉄骨構造の大きな建造物。生まれてはじめてみる景色だった。同乗していた人間皆絶句。
現地で調査した施設は復旧に向けて管理している人たちが清掃に精を出していた。
私たちの調査も13:00頃からスタートして16:00過ぎまで実施。
客先からは今日の満潮は17:00頃だからそれまでに撤収するようにと言う指示。きけば80cm程、地盤が沈下して満潮になると冠する道があるのでそれまでに撤収しろとのことだった。
地盤沈下で新たな問題が出ていることを知らされた。
予定通り撤収したが、帰り際に隣町の陸前高田の惨状も見て行くように現地の人にいわれた。と、いうのはいずれ調査する施設が陸前高田市にもあるため遠巻きにでも一度周辺状況を把握したほうが良いのではという地元の方のアドバイスだった。
と言うことで、陸前高田経由で宿泊した北上市に向かった。現地を後にして海沿いの道を瓦礫の山を縫うように進んだ。しばらくすると道路が満潮で冠水。やむなく引き返して国道へ。復旧工事の影響で大渋滞。渋滞を抜け陸前高田が見てきたら絶句。一面瓦礫の原野。国道43号線は海岸線から数百mは内陸にあるというのにここも地盤沈下の影響で道路わきまで海水が来ていた。
陸前高田は町全体が津波に飲まれ本当に瓦礫の原野。たまに見える大きな建物のもとてもまともな状態ではなかった。クラックが入ったり傾いたりと・・・・・。
そして津波は川を逆流しているから峠を抜けたところでも川沿いの建物も飲まれていた。
本当に悲惨な状態だった。
ものすごく時間を掛けて築いた建物や文化が津波で一瞬にして壊されたという事実は本当に信じられないが目の前にある事実は本当に事実なんだと。自然の力と人間の力の差は余りにも歴然としていた。
大阪に帰ってきて「頑張ろう日本」「ひとつになれ」とかテレビで流れてきている政府のコマーシャルにすごく違和感を感じた。自分の街があの瓦礫の原野になった人たちに向かって発しているメッセージでは無い。
瓦礫の中の人には頑張れもヘッタクレも無い今の不自由さ、見えない将来、いまでも続く地震や再来するといわれている津波の恐怖。
政府は内閣総理大臣を筆頭に会議を繰り返すばかり。自分達をヒーローにしようとそればかりを考えているよう。瓦礫の中で必死で生きている人たちに明日を与えるのが政治家の仕事だろと憤りを感じた。


4.11.2011

政局

日付が変わってしまったが今日は統一地方選挙の投票日だった。
我が家でも午前中に選挙に行って来てから天王寺方面に桜を見に行ってきた。
綺麗な桜の話は後日として、20時に投票が終わり早速東京都知事石原さんが思ったとおり秒殺とも言うべき圧勝。古いタイプの政治家今言われているいわゆる古いタイプの政治家だと思う。しかし新しいを前面に出して、市民運動の延長上に存在しているような民主党の菅総理とは大違い。菅総理があこがれるリーダーシップとは石原都知事に於かれていてはよく発揮されていた。今回の震災でも菅直人君はあっちにフラフラ、こっちにフラフラと今日も石巻あたりに言ってきていつもの調子で軽口をたたいてネットを始め各所で顰蹙をかっている。彼の馬鹿さ加減は日本国民大多数の統一した見解だと思う。そして今回の統一地方選挙では思ったとおり選挙前の議席を下回るもので大敗した。
余りにも国民というか人の気持ちを思いやらない単なるお勉強が出来るだけの人間には政治を任せて置けないという事がはっきりと示された事になった。確かにマスコミの扇動があったとはいえ自民党の晩年は組織の典型的な末期症状を呈していたと思う。そして今でもそれほど変わっていないと思う。だから故に地方政党の躍進があったと思う。
自民に飽きて民主党に失望して地方政党。政治家が一般市民と同じ目線を持つのを尊ぶ風潮があるやに思うが、政治家は色々な意味で一般市民と同じであってはいけないと思う。一般市民と同じ感覚で政治をしてしまったのが菅直人君だと思う。だからこういう危機的状況では何も出来ずに要らないパフォーマンスや発言を繰り返すばかり。自転車に乗って選挙活動したり、大臣ともあろうものが記者との対談で出す食事が数百円の弁当とか・・・・贅沢をするのが良いと言うことではなくもっとTPOを考えられるセンスの持ち主が政治家だと思う。
そういう矜持の持ち主が本当に出現してくれるのを待つばかり。
選挙民である我々もあまり流行りに左右されずにこういう高い矜持を持った人を選び選んだ人間が大きく育てる意識を持つべきであろう。