3.29.2011

食は文化

このところあわただしい。やはり年度末だからだろう。
先週の金曜日、いつもの会社の後輩と馬肉を食べに福島へ(もちろん大阪の福島)。
今までそんなに食べたわけではないけどいわゆる「馬刺」は食べたことがある。
今回はホンマモンの馬肉達。部位は牛と変わらずロースとか色々。生肉も食べた。タテガミ?と称する首かなあその辺りとか。
美味いか不味いか?
美味かった!
臭かった?クセ無かった?
全く無い!
そして店の掲示によるとカロリーとか脂肪だったかな?牛の1/5とか、その他栄養源が豊富とか・・・
全く非の打ち所が無い。

しかし何か割り切れないものが。
どうも馬と言うといわゆる食肉用の家畜と言うより農耕時でも荷物を運んだりとどちらかと言うと農耕の友、パートナー。そして昔ガソリンスタンドでバイトしていた頃そのスタンドの大奥さんが
「戦争中は馬にも赤紙(召集令状)が来てねえ~。兵隊さんに連れて行かれるとき(出征する時)何度も何度もこっちを降り返って涙を流すのよね~」と。
そんなことを聞いているだけに食べながらその話を思い出してしまった。
後輩からは
「おいしいでしょう?」
「いいですよね~。クセないし・・・・」
「ねえ、おいしいでしょう?」
と、しつこく同意を求められしまいなんか余計に塞ぎ込んでしまった。
何か禁断の食事をしてしまったようで。

しかし馬は欧州ではよく食されていて健康食品としての評価が高いとその店に掲示されていた。
食は文化と心得ているけどこんなにも食べ物で違和感を感じたのは初めて。
日本の鯨をどうのこうの言うのもいるけど馬のほうが鯨なんかよりよっぽど人間に近しい動物。こんな風に食べるのはやはり抵抗があるなぁ~。
そう言いながら来週にでもまた行こうか?と別の会社の人と約束している自分が居る。

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